Synopsis
米国前衛映画界の父・詩人
故ジョナス・メカスの死を悼む
日本の詩人・吉増剛造がNYへ向かった
あらすじ
これからの上映
吉増剛造✒️ 井上春生🐝(イベント登壇)
これまでの上映
吉増剛造✒️ 井上春生🐝
13(火)✒️🐝・城戸朱理(詩人)
14(水)✒️🐝・松尾潔(音楽プロデューサー/作家)
15(木)🐝・金子遊(東京ドキュメンタリー映画祭プログラマー)
16(金)✒️🐝
18(日)✒️🐝・今福龍太(文化人類学者)
20(火)✒️🐝・津田直(写真家)
23(金)✒️🐝
24(土)🐝
25(日)✒️🐝・今福龍太(文化人類学者)
初公開メイキング映像上映
21(水)10:30の回上映後 🐝
21(水)18:00の回上映後 🐝
22(木)10:30の回上映後 🐝
22(木)18:00の回上映後 🐝
6(金)津田直(写真家)・🐝
7(土)津田直(写真家)・🐝
14(土)津田直(写真家)・🐝
15(日)🐝
20(金)✒️「朗読会」・🐝
21(土)岡本零(ライター・エディター)・🐝
22(日)✒️「朗読会」・🐝
23(月)✒️ 「朗読会」・🐝
24(火)🐝
25(水)✒️管啓次郎(詩人/比較文学者)
26(木)🐝
27(金) 管啓次郎(詩人/比較文学者)・🐝
28(土)若林良(映画批評 neoneo編集室)・菊井崇史(詩人/文筆)・🐝
29(日)津田直(写真家)・🐝
31(火)✒️🐝・いとうせいこう
10(金)✒️🐝
11(土)✒️🐝
12(日)津田直 (写真家/リトアニアに5回渡航)・🐝
13(月)大田和司 (京芸大舞台芸術研究センター技術監督)・🐝
14(火)大田和司 ・🐝
15(水)岡本小百合 (映画「眩暈VERTIGO」翻訳家)・🐝
16(木)🐝
17(金) 🐝
18(土) 🐝
19(日) 🐝
20(月)〜 23(木)
サンフランスシコ
CA州プレミア・ロキシーシアター
7/12-16
ローマ
ヨーロッパプレミア・レッテラリオシアター
8/9
ロンドン
イギリスプレミア・チズウィックシネマ
8/11
ブエノスアイレス
南米プレミア・メガラマシネ
9/10
ニューヨーク
NY州プレミア・ 限定オンライン
10/6-20
ニュージャージー
ワールドプレミア ・オンライン
10/9
インド
アジアプレミア・ジョドパーパークシネマ
10/12-13
メキシコ
中米プレミア・グアナファトシネアニマル
10/20
イスタンブール
トルコプレミア・カドゥキョイシアター
10/28
ローマ
アントワープFFI・特設シアター
11/10
スペイン
スペインプレミア・オンライン
11/9-16
イラン
中近東プレミア・シネマベリテシアター
12/9-16
Trailer1
Trailer2
Trailer3
Trailer4
Teaser
Producer & Director
2022〜23 Film Festival
Mindfield Film Festival • Albuquerque/Albuquerque, United States
Symbiotic Film Festival/Kiev Ukraine
Istanbul Film Awards/Istanbul, Turkey
East Europe International Film Festival/Warsaw, Poland
The International Moving Film Festival/Khouzestan, Iran
Zagreb International Film Festival/Zagreb, Croatia
Press
ドキュメンタリー映画「眩暈 Vertigo」公開間近
「世界に通じるアートフィルムに挑戦した」映画監督・井上春生 (筆:石戸諭)
奇跡のようだったニューヨークの撮影(記:鈴木雅也・キャメラマン)
COMMENT
映画『眩暈』の撮影はジョナス・メカスの一周忌のタイミングだから、彼はもうこの世にいない。それにもかかわらず、映画の中でジョナス・メカスの存在は吉増剛造と対等であると感じた。今生きていない人の存在感と、生きている人の存在感が釣り合うというのはどういうことなのだろう。そんなことを考えながら、映画の時間に身を委ねた。第一に、メカスの残した膨大なフィルムが、彼の存在を強固にさせている。フィルムが捉えた優しい光の中で、ケラケラと歌って笑うメカス。吉増剛造に向かって「I miss you」と語りかけるメカスの声は、なぜだか私の心を揺らした。生者の時間と死者の時間が、映画と詩の魔法によって、自由自在に行き来しているみたいだった。ジョナス・メカスが楽観的でユーモアに溢れた人間だということは、映画の中で引用される彼のフィルムや言葉から、すぐに伝わってくる。リトアニアから難民としてアメリカに渡り、様々な死線をくぐり抜けてきた彼の捉える日々は、なぜだか明るい。メカスが残した息子のセバスチャンが生きた人間として我々の前にあらわれる時、二人の面影が交差する。ジョナス・メカスが蘇ったような不思議な錯覚を覚え、胸が熱くなる。
メカスの死を悼む旅の末に誕生する吉増剛造の詩とは何なのか。思うに、吉増剛造の身体は濾過装置のようだ。メカスとの友情、出来事、感情、風景、それらが全て吉増の体を通過することによって、詩が発生する。それを目撃しに行く旅を、映画を通じて我々も目撃するのだ。詩が生まれるに至る奇跡的な瞬間を、この映画は捉える。何が奇跡的なのかということを、この文章の中で仔細に書くことは難しいから、スクリーンで確かめて欲しい。レクイエムとして捧げる詩が生まれる瞬間のことを。奇跡の瞬間を捉えるために映画という冒険が存在することを。この映画自体が、ジョナス・メカスへのレクイエムだ。
※映画『タゴール・ソングス』(2020)監督
編集部より
・にこげ 【和毛】 やわらかな毛
・岡本零さんは、20年以上にもわたりジョナス・メカス、セバスチャン・メカスさんと親交を深めてこられました
2014年、ジョナス・メカスさんの映画を上映させて頂いた時、ゲストとして登壇いただいた吉増剛造さんに真っ直ぐに目を見つめられ、涙がぼろぼろ溢れ出た事があった。その眼差し、声の震え方、手の皺。吉増さんやメカスさんにお会いして痛いほど感じたのは、何もごまかしがきかないということ。ハリボテのような言葉はすぐに流され、奥底の、まだ形を持たないような感情だけが見透かされている感覚。2人の本物の詩人は、その柔らかい芽を決して潰さず、そっと添え木をするように、いつだって語りかけてくれた。NYの街には、そうしてメカスさんの守った苗が、きっと数え切れないほど育っているのだ。詩の中でメカスさんのことを「震えている詩の言葉たちの茎や枝葉にいつまでも宿っている夜露の素足」と表した吉増さんは、今回の旅で、どんな風にメカスさんと再会されたのだろう。想像しただけで気が遠くなりそうなその時間を、映画を通して垣間見させていただけることが、厚かましくも、心から待ち遠しい。
End Roll
Supporter
from MotionGallery
朝吹亮二 原成吉 大久保賢一 森國次郎 林浩平 谷晋二 井原靖章 井上護夫 遠藤朋之 西森基文 大鷹明良 荻野良二 齊藤茂一 岡英里奈 バンバサナエ 菊井崇史 宮坂新 中村光博 舞木宏美 赤塚敏史 山本亮 樋口辰男 七木奏音 文夏 松崎智 加古英敏 鈴木伸嘉 高垣知加士 柴田望 吉成秀夫 山本園弥 戸島正浩 森直樹 櫻井ザンギ 小林美香 ろちこ 真柄由佳 渋谷英毅 衣川正和 木村直人 櫻井清美 白井真梨子 桜井美保子 裏地圭 川名忠 田窪与思子 東山知枝 東山祐紀 松崎明日香 山本渡 沙一 中島早紀 越智環 浮殿キカゲ 小田桃子 渡邊隆 内田康雄 前田香奈 川崎恵理 大谷泉 中村真名美 荒川宏之 野村淳 佐々木蒼馬 金井孝次 こじまひろみ 忠地裕子 松本典子 青山大志 深川友美 田中秀雄 星幸恵 坂本広明 野崎美波 中嶋幸治 岡本零 管啓次郎 宮森敬子 深沢みず奈 黒川武彦 安江真理子 水戸野孝宣 小石川尚 江口勝之 尾崎ミオ 川上智永子 ハマダヨシミチ おおたみはる 吉田藍子 菅原英理子 安川正吾 塚本雅康 中村修斗 山崎春美 日原憲之 秋房和伸 千田ひろく 一方井亜稀 柳原加代子 飯野純平 すずめとコーヒー ときの忘れもの 詩誌「フラジャイル」 日本仕事百貨/リトルトーキョー 小山田サユリ Ahmadhi Latif Keiko Onoda Yoichi Kevin Inoue tazz Kaoru Sato Yumiko N. Yachiyo Aso Motoi Yasumura K.T. Nabedaisky toto Takahide Yoshida Yuichi Ishikuro Michie Futagawa Masaki Kuroki Mizuna Fukasawa Kiyoko T. Eriko Yamamoto Key. Tazaki Jacaranda Satomi Ohtake